2013年3月22日金曜日

疾患メモ 魚の目とタコ

魚の目(鶏眼)とタコ(胼胝)
どちらも歩行時などの靴の刺激や圧迫などによって生じる足の角層の増殖である。垂直方向の負荷によってできると固くなった角層が皮膚に食い込んで魚の目となる。タコは水平方向へ擦れる負荷によってできる。
治療としてできてしまったものは、適切な道具で角層を削り、足専用の保湿クリームなどで周囲の皮膚も含めてやわらかく保湿しておく。(予防としても保湿クリームは有効)
削って治療する前の痛みがあるときに靴を選び、比較的痛みを感じないタイプの靴が足に合っていると考えられる。足底板も有効である。また各競技に適した靴下により予防できることもある。
さらに歩行を含むトレーニング時の姿勢、バランスの改善が一番重要な予防である。

参考文献
臨床スポーツ医学:2008 vol25 臨時増刊号 P468

0 件のコメント: