2011年7月31日日曜日

サンデル教授の白熱教室

東大で行われたサンデル教授の白熱教室ですが、
itunesで無料ダウンロードできます。
NHKオンデマンドだとお金が取られるので、
興味のある方は一度みてはどうでしょうか。

それにしてもitunesのwin版は遅い。
Mac版のをエミュレーターで無理矢理動かしていると聞いたことがあります。

2011年7月29日金曜日

ひねくれたアリ

アリは餌をみつけるとフェロモンを出しながら巣に戻るそうです。
すると他のアリはそのフェロモンをたどって、間違えることなく餌の所までたどりつき、また巣に餌を持ち帰るそうです。これがアリが行列を作って餌を運ぶ理由にもなります。

ところが中にはひねくれたアリがいて、フェロモンをたどらずに自分勝手にふらふらするペガサス型のやつがいるそうです。何とも気まぐれなやつですが、こうしたひねくれアリの存在によって、また新たな餌を発見したり、餌までの近道を発見したりすることがあるそうです。

似たような例を挙げるとクラブなどに行く時、指名せずフリーで行くというとこでしょうか?

今日も同じような体験をしました。
仕事の都合でよく守山の大森周辺に行くことが多いです。
国道302号を北区から春日井に向かっていくと、ちょうど19号と交わる辺りで切れています。
守山方面にまっすぐ行くと、東名阪の勝川インターに勝手に吸い込まれてしまっていました。
迂回してまた302号に戻るのが面倒で、いつも違うルートを通ったり、高速を使ったりしていました。

ところが今日何となく気が向いてその道を通ったところ、名二環が開通したためか、まっすぐ通れるようになっていました。
1車線なので少し混みますが、302号を使って守山までストレートに行けるようになりました。ライダーの僕には大幅な時間短縮になり、高速で帰るつもりがうれしくて帰りも同じ道を通って帰ってきました。

2011年7月25日月曜日

参考サイト

冨田先生よりメールが来ました。


今回の自分の資料を作成する時に時々見ていたサイトがあります。
国立遺伝学研究所です。難しい内容が多いようですが結構一般に広く情報開示されています。
http://www.nig.ac.jp/

めまい分の今回の自分の資料は
今年の理学療法4月号「めまいと平衡異常に対する理学療法」、および「最新 めまい 耳鳴り・難聴」小川郁著(主婦の友社)を中心に作りました。
youtubeに関しては「良性発作性頭位めまい症」や「BPPV」で検索するとたくさん出てきます。
つたない発表で大変失礼いたしました。

2011年7月24日日曜日

勉強会お疲れ様でした

昨日は勉強会お疲れ様でした。
次回は8/20 19時より 金山で特別勉強会の予定です。
10名ということで片桐先生よろしくお願いいたします。

冨田先生が言っていたweb玉塾のyoutube動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=BZ0XHr-EI28

ちなみにyoutubeの動画の保存はURLのyoutubeの後にfireを入れ、youtubefire.comとしてください。上の例で言えば
http://www.youtubefire.com/watch?v=BZ0XHr-EI28
であとはwmvぐらいでコンバートして、画面の指示通り進めばダウンロードできます。

何かいいサイト等あれば紹介してください。

2011年7月21日木曜日

勉強会について

今週の土曜日、米田接骨院において、20時より勉強会を行います。
今回は
冨田先生と金城よりミニテーマで行います。
JET会の先生方にはメールを送信いたします。
よろしくお願いいたします。

2011年7月20日水曜日

体の傾き



振戦を呈したり、場合によっては体が傾く方がみえます。
薬の副作用かもしれませんので、内服や既往をチェックするといいかもしれません。

ピサ症候群
抗精神病薬によって引き起こされる錐体外路系副作用のひとつで,1972年にEkbomらによってはじめて報告された.患者の体幹が一側に強直的,持続的に屈曲し,あたかもピサ(Pisa)の斜塔を連想させるのが命名の由来である。

画像はネットより拝借いたしました。

2011年7月14日木曜日

成人病 先になっちゃった。

今週の月曜日とんちゃんを食べた後、
BARでカクテルを3~4杯飲みました。
家に帰ってすぐ寝てしまったのですが、
夜中に足関節の痛みで目が覚めました。
足関節(距舟関節)背側付近に圧痛と自発痛がありました。
腫脹も発赤もありませんでしたが、嫌な持続痛があり寝られませんでした。

その翌夜も痛みであまり寝られませんでした。
これはいかんと思い、3日目の昨夜は痛み止めを飲んで寝たところ、
嫌な自発痛がいくぶん和らぎグッスリ眠れました。

病名は自己診断ですがToo Fooでしょう。
Too Fooは体温の低いところに出るので、
アイシングは禁忌とは知っていましたが、
さすがに温める勇気がなかったのですが、
今朝はもういいだろうと思いシャワーで温めたら、
少し楽になりました。
余っていた薬も切れましたので明日痛みが続いたら、
近くの内科に行こうと思っています。

保苅先生先お先に失礼いたします。
一足お先に待ってます。

2011年7月12日火曜日

踵骨棘の固定



冨田先生に教えていただきましたので掲載します。
画像をクリックすると大きな画像になると思います。

2011年7月10日日曜日

マンガで分かる心療内科

以前紹介したかもしれませんが、
できが良くなかなか笑えますのでもう一度載せます。
http://yusn.net/manga

各タイトルをクリックすると漫画が読めます。
単行本も3冊出ています。
買わなくてもTATSUYA ミユキモール店でコミックレンタルできます。

柔整でこういうブログやホームページを作ってみたいものです。

2011年7月7日木曜日

膝の痛みその2

(6)半月板の痛み
半月板そのものは痛覚神経が乏しいので理論的には半月板損傷そのものでは痛みを生じることは少ない。
損傷により機械的に不安定になることで半月板損傷基部の線維性関節包に圧痛を生じる。また内側関節裂隙の圧痛の多くは線維性関節包の脛骨付着部の圧痛と考えられる。関節炎を起こし関節水腫を生じる様になると周囲組織の線維化を伴い痛みが慢性的になる場合もある。

(7)前十字靱帯の痛み
前十字靱帯そのものは痛覚神経が乏しい。損傷による痛みと言うよりは関節血腫による関節炎が主である。
関節炎は膝蓋下脂肪体・関節包の線維化に繋がり関節周囲痛となると考えられる。
急性期の処置が適切でない場合は線維化による関節の柔軟性の低下による痛みの長期化と大腿四頭筋筋力低下となることが少なくない。
損傷による不安定感を残したままのスポーツ活動の継続は膝崩れ・半月板損傷・関節軟骨損傷など関節内組織の不可逆的な損傷をまねき、痛みが持続する原因となる。

(8)後十字靱帯の痛み
後十字靱帯には痛覚神経が無いため靱帯損傷による関節血腫よる痛みが生じる。
脛骨粗面の叩打痛や階段下降時の膝崩れが後十字靱帯損傷にみられる特徴である。

(9)内側側副靱帯の痛み
内側側副靱帯は関節包靱帯であり、線維性関節包を形成しており痛覚神経が多数分布している。そのため内側側副靱帯損傷後の関節可動時の疼痛は強い。

(10)膝後外側支持機構の痛み
後外側複合体を構成する外側側副靱帯、膝窩筋腱複合体も損傷により痛みを感じる。特に機能障害として後外側回旋不安定性が生じると、膝屈曲動作時に膝崩れ感を伴う痛みが生じる。

膝痛の原因その1

膝痛の原因となりうる組織についてMB Orthop Vol24 No.5 2011(P75~82) 
「半月板・靱帯障害」が良くまとまっていると思いましたので、抜粋してみました。

麻酔をせずに関節鏡下でプローブによる触診してみると、痛覚神経の乏しい関節軟骨・半月板・十字靱帯にはほとんど痛みはなく、痛覚神経を多く含む滑膜・膝蓋下脂肪体では痛みを感じる。
膝痛の痛みの原因は痛覚神経が豊富な関節周囲の滑膜・骨膜・筋膜・腱・骨であると考えられる。

(1)関節内痛
関節内で痛覚神経の多い滑膜による痛みが原因となりうる。
(2)膝蓋下脂肪体痛
脂肪性の滑膜であり、膝の伸展機構を構成しているので負荷も大きく膝痛の原因として最も多い部位である。
(3)関節周囲痛
線維性関節包には痛覚神経が多く関節内で炎症が生じると線維性関節包の線維化が生じ柔軟性が低下することによって疼痛の閾値の低下が起こり膝痛を生じやすくなる。
(4)関節支持軟部組織痛
関節支持組織のうち、軟部組織である筋、腱、またはその移行部、腱・靱帯付着部(enthesis)は滑膜-付着部複合体が機能的ユニットとして働く。enthesisの近傍には滑液包として滑膜組織で裏打ちされる組織が存在し、それが付着部への力学的ストレスを緩衝する作用がある。この滑膜組織が炎症の場となりうるため、付着部炎となって痛みに関与する。
(5)骨膜痛、関節支持骨組織痛
骨膜にも神経組織は多く存在し、関節包から連続しており、関節内の変化により痛みの原因になりうる。
骨組織も軟骨組織が摩耗し、軟骨下骨が露出する様な場合は、荷重に際して痛みの原因になる。

関節内痛と関節周囲痛は互いに関連がある。関節内痛の原因と考えられる関節炎は炎症期、増殖期、成熟期に分けられる。関節炎モデルによると4日目に線維性関節包、筋肉などの関節外組織へのマクロファージの浸潤を認め、7日後にマクロファージの膝蓋下脂肪体への浸潤が最も多くみられ、28日後に滑膜組織内のコラーゲン線維の増加が認められた。このことは関節炎が関節周囲組織に波及し関節周囲組織の線維化に関与していることを示唆している。

2011年7月5日火曜日

空中庭園


写真は名古屋の施設の空中庭園です。
どこだかわかりますか?

5月に開院した名古屋市立西部医療センターです。(旧城北病院)
その4階に空中庭園があります。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、患者様の憩いの場として本当に癒される場所です。

空中庭園といってもリハビリ用の階段などが設置してあり。
屋外でのリハビリも行える様になっています。

昔齊藤先生が柔整師をこの病院で雇って欲しいと、活動をされていましたが、こんな環境ですとリハビリを施す側もやる気がバリバリ出ますね。

ただ夏は少し暑いですね。今日は入院患者さんのお見舞いに行ったのですが、空中庭園に行こうよと誘ったら「暑いでいいわ」と断られました。 

2011年7月2日土曜日

日本人の座り方


もと校長先生の患者さんに勧められ、「日本人の坐り方 矢田部英正著」を読んでみました。

一言で言えば正座が正式な坐り方になったのはわりと最近のようで、それまで日本人は多様な座り方をしてきたようです。絵画や文献などを調べてみると江戸の中頃では正座で座る人がちらほらでてくるが、それ以前の平安、鎌倉、室町時代では正座の絵は非常に少ない。まったくしていないというわけではなく、座り方には自由度があり貴族や武士、庶民にいたるまでいろいろな座り方をしていたとのことです。

茶の湯というと現在はもちろん正座ですが、4代徳川将軍の頃の茶の湯をみると立て膝(左足を立て、右膝は正座と同じ座り方)で茶を点てていたそうです。つまり茶の湯の際の正式な座り方はその当時は立て膝だったようです。長谷川等伯の肖像画で見ると千利休はあぐらをかいています。あぐらをかくと言うことは体を大きくみせようとする効果があったそうです。

将軍に拝謁する際は室町時代はあぐらが主流だったそうですが、徳川幕府2代将軍秀忠の時に正座で拝謁するように決められたそうです。
江戸時代後期の籠からえらい人が出てくる時の写真があります。いわゆる「頭が高い控えおろう」の図であると思われるが、周りの侍は決して正座していない。どういう座り方かというとヤンキー座りで、頭だけ低くするという座り方のようです。当時はこれでも失礼で無かったようです。これからすると大名行列などでも沿道の人たちは行列を正座ではなく、ヤンキー座りでやり過ごしたのではないかと思います。

僧侶においても中世の絵をみると立て膝をついて反対の足はあぐらのようになっているものが多く、正座をしている絵は少ないそうです。
女性ではどうかというと、平安貴族等の絵では着物に隠れてどのように座っているかは判別が困難とのことです。法然上人説法図でみると女性でも正座の人もいるが、立て膝(体操座り)でお祈りしている図があり、そのような場でも特に立て膝でも失礼でなかったことがわかります。

日本人は古来は多様な座り方が許容されていたようですが、幕末頃になると正座でくつろぐ姿が増えてきます。完全に正座が正しい座り方になるのは、明治期の礼法教育(小笠原流)の影響が大きいようです。
言葉においても夏目漱石の小説には正座という言葉は出てこなくて、「かしこまる」「端座」などが正座を表す言葉になっています。その弟子の寺田寅彦のエッセーには正座と出てきており、大体明治期に「正しい座り方」すなわち正座と呼ばれるようになったそうです。