2011年6月28日火曜日

伊東家の食卓の夏

暑いですね。車に乗り込む時に熱を逃がす裏技を忘れてしまったので、
検索してみました。

伊東家の食卓
車内の熱を逃がす方法

1.助手席の窓を全開にする。
2.運転席側のドアを5回バフバフする。

ドアの開閉時に熱い空気が助手席の窓から逃げ、運転席側のドアから外気が入るため、
車内の温度が下がります。

うめしゅう先生が
マークⅡ(クラウンだったかも?)でやって、感動していたのを憶えております。

2011年6月26日日曜日

アルツハイマー、ALSの治療法

できればアルツハイマーやALSにはなりたくないものです。
少し前のニュースですが、アルツハイマー病やALS、進行抑える物質生成されたそうです。
以下読売新聞のサイトより引用します。

名古屋大学環境医学研究所の錫村(すずむら)明生教授らの研究グループが、アルツハイマー病や、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの進行を抑えるたんぱく質の生成に成功したと、21日付の米科学誌プロスワン電子版に発表した。
錫村教授らのグループは、漢方薬の原料である「甘草(かんぞう)」の主成分が、脳内で多くなるとアルツハイマー病などを引き起こす「グルタミン酸」の大量放出を抑える効果があることを発見した。
この成分を、末端の血管から脳内に行き渡りやすくするため、化学合成して新たなたんぱく質「INI0602」を生成した。マウスの実験でも、効果が裏付けられたという。
錫村教授は「これまでの治療法と違い、症状を根本的に抑えられた。新薬の開発につながる成功で、今後は、薬になじみやすいよう改良したい」と話している。
グルタミン酸はアミノ酸の一種で、脳内に侵入したウイルスを免疫細胞が“退治”する際、副産物として放出される。量が多くなると神経細胞を傷つけ、アルツハイマー病などの原因になることが知られている。

またその記事に関連して、1年ほど前のニュースですが気になるニュースがありましので、同じく読売新聞のサイトより引用します。

メジャーリーグの往年の名選手ルー・ゲーリッグが発病したのは、その名をとって「ゲーリッグ病」と呼ばれる難病の筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)ではなく、別の病気だった可能性があるとする見解を米研究者がまとめ、18日発行の米医学専門誌で発表する。
米ボストン大学のアン・マッキー准教授らは、頭部に衝撃を受けやすいスポーツ選手や兵士などにALSと診断される人が多い点に注目。ALSと診断されて死亡したアメリカンフットボール選手2人とボクサー1人の脊髄(せきずい)を分析、2種類の異常なたんぱく質が蓄積しているのを見つけた。このたんぱく質が神経の働きを妨げ、全身がまひするALSと症状が似た別種の病気を引き起こしたとみられる。
鉄人と呼ばれたゲーリッグはけがで欠場しないことで有名だったが、当時はヘルメットが普及しておらず、頭にボールが当たり意識を失ったことが何度かあった。ALSと診断されて引退し、1941年に37歳で死亡した。
マッキー准教授は米メディアに「ゲーリッグが発症したのは、度重なる脳しんとうなどが原因となったこの病気。ALSではないだろう」と話している。

柔道でも頭を打つことがありますが、頭に衝撃を与えることはしない方が良さそうですね。

2011年6月24日金曜日

次回勉強会について


次回は連休前となりますので、7月23日としたいと思います。
8月は特別研修会を大阪で行いたいと思っています。
(調整して決まり次第連絡いたします。)
ブラックレインのロケ地は大阪の十三です。
おおいに勉強したいと思います。

2011年6月22日水曜日

スパコン世界一

スパコンで日本が一位に返り咲きました。久しぶりに喜ばしいニュースのような気がします。ついニコニコしてしまいますね。

富士通と理化学研究所により共同開発された「京」は筐体800台以上、CPU6万8544個を搭載しており、今回の計測ではピーク性能8.774 petaflop/sを記録したそうです。2位の中国「天河1A号」は2.6 petaflop/s、3位の米国「Jaguar」は1.75 petaflop/sだそうで、2位の3倍以上の性能があり圧勝といえるでしょう。2012年の完成時にはこれを10 petaflop/s(1京)にまで向上させる予定となっているそうです。

ちなみに最新のCore i7 4コア 3.2GHzで51.2 ギガflop/sです。gigaは10の9乗、petaは10の15乗(1000兆)、京は10の16乗ですので、1京となると市販の高性能のパソコン約20万倍の計算能力があることになります。

事業仕分けでは蓮舫さんが「2位じゃダメなんでしょうか?」と発言しマスコミ等で叩かれましたが、発言の真意は「1位をとれなくても2位でもいいんじゃないですか?」ではなく「2位では駄目で、1位でなくてはならないメリットは何ですか?」ととらえるべきしょう。「1位をとるのが夢です」と言ったとか言わないとかありますが、プレゼン側の問題もあったとの意見もあります。

開発費用は1120億で事業者と国とで折半していると言われています。ハードウェアを他国へ販売するという計画もあるそうですが、スパコンの販売で採算を取るのは困難だそうです。
他にどのような利用価値があるかというとスーパーコンピューターはシミュレーターとして広く使われています。ゴルフボールのディンプルの空気抵抗の計測は従来は一つ一つディンプルの違う試作品を大量に作りデータを取っていたそうです。しかし、コンピューターでシミュレーションすることによりこの作業が大幅に短縮されます。また携帯電話の落下の衝撃テストでは素材や形状をシミュレーションすることにより少数の試作機でテストできるので、開発コストや期間を大幅に短縮できます。その結果いち早くすぐれた製品を市場に投入できたり、特許など知的所有権を獲得できる事になり、簡単には数字に表れない経済効果を有していると思います。
もし自国にスパコンを所有していない場合は他国にデータの計測をお願いすることになると思いますが、諸事情により断られるケースもあり、またスピードという点で大きく遅れを取ることとなります。

半年天下との噂もありますが、原発により日本の科学技術の信頼が失われつつある時です。なんとか死守してほしいものです。

by Okita(若い衆)

2011年6月21日火曜日

個人懇談

先日1歳になる娘の個人懇談があり、
ずばり
「好奇心旺盛だが飽きやすい」と言われました。
新しいおもちゃなどにすぐに飛びつき、すぐに飽きるそうです。
誰に似たんでしょうか?

最近子供さんを東大にいれた患者さんがみえます。
秘訣を訊ねたところ、 図書館で絵本や、紙芝居をたくさん借りてきて、
読み聞かせたそうです。
そうすることで次第に自分で本を読むようになったそうです。

とりあえず最近5時半頃に起こされるので、一緒に絵本を読もうと思います。

2011年6月19日日曜日

脳脊髄液減少症

脳脊髄液減少症ほんとにあるのか議論がありましたが、もともと存在しているとしている側の調査みたいで、真偽の程はまだわかりませんが、以下webより引用します。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110619-00000000-jct-soci

むち打ち症めぐる論争に決着? 「脳脊髄液減少症」やはりあった

 これまで存在があやふやだった「脳脊髄液減少症」の患者を厚生労働省の「脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究班」(代表、嘉山孝正・国立がんセンター理事長)が確認した。交通事故のむち打ち症の一部はこうした病気の可能性があるとの指摘があり、事故の補償をめぐる訴訟の争点ともなっていた。研究班は2012年3月までにくわしい診断基準やガイドライン作りをめざしている。

 むち打ち症になり、頭痛、めまい、だるさなどを長く訴える患者さんがあるが、詐病扱いされることも少なくない。篠永正道・国際医療福祉大学熱海病院教授(脳神経外科)は2000年、脳脊髄液の漏れが原因ではないかと気づき、脳脊髄液減少症と命名、社会的な関心を呼んだが、医学界全体は懐疑的だった。

■交通事故や頭部外傷で発病

 論争、混乱に決着をつけたいと2007年、篠永さんら脳外科医のほか、神経内科、救急医学、整形外科などの専門家も交えた研究班が発足した。脳脊髄液減少症の特徴から「寝ていると軽くなるが、起きると頭痛がひどくなる」患者さんを各病院で登録し、共通の方法で問診や検査をした。2010年8月までに集まった100 人のデータを分析して、2011年5月末、中間報告書にまとめた。

 それによると、16人について脳脊髄液の漏れが確実、17人がその疑いありと判定された。

 確実例だけに限ると、発病時期は全員はっきりしていた。きっかけは交通事故が2人、それ以外の頭部外傷が2人、転倒1人、医療行為の腰椎穿刺1人、重労働1人、特になしが9人だった。頭痛は「ズキンズキンと脈打つ」88%、「頭全体が締めつけられる」69%とひどく、吐き気75%、疲労感44%、歩行困難38%、耳鳴り・難聴25%などの症状もあった。

 画像診断から推定されるもれた場所は頸椎5人、頸胸椎6人、胸椎3人、腰椎2人。有効だった治療は(1)安静+補液5人(2)安静→ブラッドパッチ(本人の血液を注射して漏れ部を閉じる治療法)5人(3)ブラッドパッチ4人(4)安静→ブラッドパッチ→手術1人など。篠永さんらが実施しているブラッドパッチがかなり有効なこともわかった。

勉強会について

昨日は勉強会お疲れ様でした。
今後の方針としては
・鎖骨骨折について
・腱鞘炎について
・肘関節、足関節の柔整的なスコアの作成
・ドローインについて

以上のような形で行っていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

2011年6月16日木曜日

とあるバーにて

ブログのネタに困って、
ウィスキー一杯で隣に座ったお客さんからもらったネタ。

その1 ベンツやジャガーの立体エンブレムは虫除けのためについている。
その2 英語のアクセントは原則後ろから2つめの母音についている。

検証
その1 
ネットで検索したけど引っかからず。真偽は不明だけど・・・。
立体エンブレムは事故した時、歩行者にケガをさせるということで、
日本の安全基準では禁止されたようだ。
実際ジャガーがお尻に刺さったことを想像すると恐ろしい。
その2 
例えばHawaiiだと後ろから数えて2つめのiにアクセントが来るよと言われた。
調べてみると後ろのaにアクセントがついていました。
ためしに10個の英単語でアクセントを調べてみました。

後ろから2つめのもの5個
それ以外のもの5個    でした。

英語のアクセントの付け方は実際には少し複雑なようですが、
少しは役立つかもしれない。

2011年6月14日火曜日

長生きの遺伝子

うちの若い衆からの情報です。
6月12日のNHKスペシャルにて「発見、長寿遺伝子」というテーマを放映していました。

長寿の秘訣はサーチュイン遺伝子のスイッチをONにすることです。
この遺伝子がONになると100近くの老化因子を抑える効果(抗がん作用、糖尿病予防作用、動脈硬化を抑える、免疫の異常を抑制する、ミトコンドリアが増え持久力が上がる等)があり寿命が20~30%延びる事が確認されているそうです。

ではどうやってその遺伝子をONにするか、というところが気になりますが、方法は2つあるそうです。
一つ目の方法は腹八分目の生活をすることです。腹八分目にすることにより飢餓状態と体が認識しサーチュイン遺伝子が発動するそうです(老化を早めているのは基本的に飽食で、飽食になった場合は調整作用はほとんどありませんが、飢餓状態に対しては改善させようとする働きが体にはいくつかあるそうです)。マウスの実験ではカロリーを3割カットしたところ、寿命は20~30%延びたそうです。

二つ目の方法はレスベラトロールと言うブドウの皮に含まれるポリフェノールの一種を摂取することです。これらを赤ワインやサプリメントとして摂取することによりサーチュイン遺伝子が発動するそうです。ちなみにどのくらいの量が必要かというと糖尿病予防のためには1日3Lの赤ワインを飲む必要があるそうです(認知症予防の場合には3~4杯、前立腺癌予防の場合1~2杯で低リスクとなるとの報告あり)。
1日3Lの赤ワインを飲み続けるのは現実的には不可能で、サプリメントで摂取する方が効果的かと思われます。
サプリメントによってはレスベラトロールの濃度等はまちまちで、値段も同じくまちまちです(3000円~6000円)。

腹八分目で一生お坊さんのような食生活をするか。
年間五万円払って、好きなものを食べるか。
気にせず食べて早死にするか。
どれを選びますか?

2011年6月12日日曜日

ショーファー骨折

ショーファー骨折のショーファーは人名でなく自動車運転手という意味があるのは皆さんご存じだと思います。
最近読んだクイズの本で自動車の助手席という名前の由来が出ていました。
昔のタクシーなどでは助手席にその名の通り助手が乗っていたそうです。
助手の役割としては今でいうナビの役目と、エンジンをかけるという役割があったそうです。
助手が外に出てクランクを回してエンジンをかける時に、自動車運転手はアクセルを踏んで微妙なさじ加減をするそうです。その時にバックファイヤーによるクランクからの衝撃で手関節に骨折を起こします。つまり自動車運転手助手骨折が多かったのではないでしょうか。

2011年6月10日金曜日

難題


池谷 裕二さんの書籍から勝手に拝借。池谷 裕二さんの本はおすすめですよ。

2011年6月8日水曜日

ドローイン

書店で本を見ていたところ、一冊の本になぜか興味を持ちました。
30秒ドローイン!腹を凹ます最強メソッドというタイトルです。

力を入れて30秒おなかを凹ますだけで、腹筋のみならず、背筋の筋力強化につながり、腹囲も減少するという本なのですが、やってみると意外といい運動になります。

腰痛の運動療法として注目されているとありますが、自分は文献等今までみたことがありません。
非常に簡単な運動なので持続することも容易だと思われます。
腰痛が改善していくのかデータを取ってみたいと思います。

2011年6月6日月曜日

英単語テスト

語彙を増やしたいと頑張っていますが、頭の方がかなり退化しています。
集中力、記憶力とも低レベルです。
アルクのホームページで単語のレベル診断があります。
一度やってみてください。
ちなみに僕は中級レベルでした。

http://www.alc.co.jp/eng/lvl/words/index.html

2011年6月4日土曜日

床屋で

床屋で寝てる間に勝手に内田裕也の頭にされたら、
キレるだろうな。

2011年6月3日金曜日

天気と疼痛

本年5月増刊のオルソペディクスに気になる論文が掲載されていました。
少しまとめて載せます。(微妙なニュアンスが違うかも知れませんので一度原著を読んでみて下さい。)

RAのラットを用いて気圧を低下させたり、気温を低下させたりしたところ、疼痛行動が増強したとのことです。この疼痛の増強は気圧低下によるものは、低気圧環境に到達した直後に出現しその後速やかに消失し、気温低下によるものは低温環境に到達してすぐは観察されず遅れて出現したそうです。
慢性痛患者に対して人工気候室にて27°から15°への寒冷暴露をおこなったところ、慢性痛患者では寒さを感じるにつれ痛みが強くなる傾向を認め、また健常者では左右同程度に皮膚血流の低下がみられたのに対し、慢性痛患者では患側の低下が少ないなどの非対称性がみられたそうです。
環境シミュレーターを用いて10分から30分間で大気圧から20~40hPa減圧し、15分間低気圧環境に保持し、10~30分間で大気圧に戻した際にVAS、Pain Visionで計測したところ気圧低下によって疼痛の増強がみられたそうです。(疼痛が変化する時間や時系列パターンなどは被験者ごとに異なっていた)
これらのように低温や低気圧による疼痛の増強を再現できたそうです。

この論文では慢性痛のメカニズムに交感神経系が関わっている病態(交感神経依存性疼痛)に注目しており、気圧低下があると交感神経を緊張させ、これにより末梢血管が収縮し組織内の虚血、酸素濃度の低下、pH低下などが発生し、元々感受性の高まっている痛覚線維を刺激し、容易に興奮を引き起こすことになり痛み、痛覚過敏になるとしています。ちなみに気圧低下を感知するセンサーは内耳(前庭器官)に存在する可能性が高く、これを破壊したラットでは疼痛行動に変化がみられなかったそうです。

またラットで実験したところ気圧の低下では疼痛行動の増強が交感神経切除によって消失したとしています。気温の低下では疼痛行動の増強は交感神経を除去しても変化しなかったため気圧低下による疼痛増強と気温低下による疼痛増強は交感神経の興奮という観点からはメカニズムが少し違うことが示唆されます。

気温低下の場合は慢性痛病態で出現する皮膚冷却に対する冷感受性線維群の反応強度の上昇と、反応する線維の出現頻度の増加、反応閾値の高温化といった感作現象の関与が考えられるとしています。


天気による疼痛の増強は患者さんの訴えだけでなく、自分も時々感じることですが、実際に研究をされているところは非常にユニークだと思います。発表者に敬意を表したいと思います。

安ければ

安ければ面白いんだけど。
ELとかで代用できんだろうか?
http://www.gamenews.ne.jp/archives/2007/03/_pain_vision.html