2011年6月26日日曜日

アルツハイマー、ALSの治療法

できればアルツハイマーやALSにはなりたくないものです。
少し前のニュースですが、アルツハイマー病やALS、進行抑える物質生成されたそうです。
以下読売新聞のサイトより引用します。

名古屋大学環境医学研究所の錫村(すずむら)明生教授らの研究グループが、アルツハイマー病や、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの進行を抑えるたんぱく質の生成に成功したと、21日付の米科学誌プロスワン電子版に発表した。
錫村教授らのグループは、漢方薬の原料である「甘草(かんぞう)」の主成分が、脳内で多くなるとアルツハイマー病などを引き起こす「グルタミン酸」の大量放出を抑える効果があることを発見した。
この成分を、末端の血管から脳内に行き渡りやすくするため、化学合成して新たなたんぱく質「INI0602」を生成した。マウスの実験でも、効果が裏付けられたという。
錫村教授は「これまでの治療法と違い、症状を根本的に抑えられた。新薬の開発につながる成功で、今後は、薬になじみやすいよう改良したい」と話している。
グルタミン酸はアミノ酸の一種で、脳内に侵入したウイルスを免疫細胞が“退治”する際、副産物として放出される。量が多くなると神経細胞を傷つけ、アルツハイマー病などの原因になることが知られている。

またその記事に関連して、1年ほど前のニュースですが気になるニュースがありましので、同じく読売新聞のサイトより引用します。

メジャーリーグの往年の名選手ルー・ゲーリッグが発病したのは、その名をとって「ゲーリッグ病」と呼ばれる難病の筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)ではなく、別の病気だった可能性があるとする見解を米研究者がまとめ、18日発行の米医学専門誌で発表する。
米ボストン大学のアン・マッキー准教授らは、頭部に衝撃を受けやすいスポーツ選手や兵士などにALSと診断される人が多い点に注目。ALSと診断されて死亡したアメリカンフットボール選手2人とボクサー1人の脊髄(せきずい)を分析、2種類の異常なたんぱく質が蓄積しているのを見つけた。このたんぱく質が神経の働きを妨げ、全身がまひするALSと症状が似た別種の病気を引き起こしたとみられる。
鉄人と呼ばれたゲーリッグはけがで欠場しないことで有名だったが、当時はヘルメットが普及しておらず、頭にボールが当たり意識を失ったことが何度かあった。ALSと診断されて引退し、1941年に37歳で死亡した。
マッキー准教授は米メディアに「ゲーリッグが発症したのは、度重なる脳しんとうなどが原因となったこの病気。ALSではないだろう」と話している。

柔道でも頭を打つことがありますが、頭に衝撃を与えることはしない方が良さそうですね。

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