2014年7月7日月曜日

ネイマール


第3腰椎の骨折の様子。
粉砕との記事もあるけど棘突起かな?
最近のサッカーは、身体へのコンタクトが強すぎる。
ルール改正が必要じゃないだろうか。

2014年6月6日金曜日

文献拾い読み(橈骨遠位端骨折)

成長期の小児と閉経後から前期高齢者で発生頻度が高い。
若年者の年齢別発生頻度は男12~13歳、女10~11歳である。これは成長のピークと一致するため骨強度が成長に追いつかず骨脆弱化が生じて骨折発生のリスクが高まる。
またこの年齢では男児の方が発生率が高い。

閉経後女性では50歳代から発生率が上昇し60~70歳代で高値となる。75歳以後には発生率上昇はみられない。これは80歳以上で発生率が急激に上昇する大腿骨近位部骨折や上腕骨近位端骨折とは対照的である。(橈骨遠位端部の海綿骨が占める割合は上腕骨近位や大腿骨頸部と近似している)
この理由として75歳以上の高齢者では転倒時に防護的に手をつくことが困難となる事が挙げられる。
この年齢層では成長期とは異なり男性での発生率はきわめて低い。

橈骨遠位端骨折は96%が転倒して発生し後方への転倒が原因となることが多い。また2/3が屋外で受傷していて歩行能力が高く、屋外での活動が可能な症例が橈骨遠位端骨折の大半を占めている。

受傷側は全年齢左側に多い。大腿骨近位部も左が多いが理由は不明である。

危険因子として骨密度減少、転倒、飲酒、身体活動性が高いこと、歩行速度が速いこと、視力低下、歩行頻度が多いことなどがある。

前腕骨骨折の既往があると前腕3.3倍、椎体1.7倍、大腿骨近位1.9倍に骨折リスクを上昇させる。

臨床試験で橈骨遠位端骨折の抑制効果が明らかになっているのはエルデカルシトール(エディロールなど)、デノスマブ(プラリア皮下注)、アレンドロネート(フォサマック、ボナロン等)である。臨床試験の結果アルファカルシドール(ワンアルファ、アルファロール等)群では前腕骨骨折発生率が3.6%にたいしてエルデカルシトール群では1.1%と、71%の相対リスク低減がみられる。
ビタミンDは転倒リスクを低下させる効果が知られているためエルデカルシトールは骨強度改善と同時に転倒を抑制する可能性がある。

転倒が主たる原因のため特に冬期凍った時に外出しないよう指導することが重要である。

整・災外57:121-128、2014より

2014年5月14日水曜日

ポリフェノールに効果無し

フレンチパラドックスといってフランス人が相対的に喫煙率が高く、 飽和脂肪酸が豊富に含まれる食事を摂取しているにもかかわらず、冠状動脈性心臓病 に罹患することが比較的低いことから赤ワインの効果がうたわれていましたが、最近の研究によると、赤ワインに豊富に含まれている抗酸化物質の「レスベラトロール」に人を長生きさせる効果は見受けられなかったとのことです。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000019-jij_afp-int

また別の記事ですが特定の果物や野菜によるガンの発生リスク低減を証明する証拠は見つからないそうです。

http://gigazine.net/news/20140512-foods-cannot-prevent-cancer/


肥満の管理やアルコール摂取量の制限が長寿に関連することは確実とのことですので、長生きのためには食事量の管理が重要と思われます。また飢餓状態がサーチュイン遺伝子を活性化するのは、今でも正解だと思うので、腹7~8分というのがワインをがぶ飲みしてポリフェノールに期待するより効果的でしょう。

また体温と寿命の関連性も指摘されています。一般に低体温の人は長生きとのことで、マウスなどの実験動物でも低体温のものの方が長寿命のようです。日本人は欧米人に比べると0.5°くらい体温が低いとのことで、これが日本人の長寿命の一因の一つのようです。

http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/aging/column/20090123.html

2014年4月24日木曜日

またや

無くなるのか、改装なのか?
昔時々いってただけに気になるが・・・・

2014年4月14日月曜日

ペーパーバック法

過呼吸症候群の処置「ペーパーバッグ法」今はNG 息を吐くことに意識を向けて
気になる記事がありましたので転載します。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140414-00000008-ykf-soci

2014年4月10日木曜日

ジュウカツ!

今年度も勉強会よろしくお願いいたします。

勉強会予定(敬称略)
4月15日 横井 有機化学について
5月17日 樋口整形
6月 加藤整形
7月 生駒、金城
8月 予備月
9月 水谷病院
10月 冨田接骨院
11月 早瀬・山守
12月 保苅・片桐
1月 新年会の予定
2月 岡田・大塚
3月 予備月

基本的に第3土曜としたいと思います。
資料は前々日までにお願いいたします。

2014年4月9日水曜日

ケガの治りやすい食事

骨折の場合
カルシウムの吸収しやすい乳製品を摂る。
さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンD(サケなどの魚類、椎茸)、骨を強くするビタミンK(納豆、ブロッコリー)が豊富な食材をプラスする。
インスタント食品はリンを含みカルシウムの吸収が阻害されるため避ける。

肉離れ、捻挫の場合
柑橘系の果物やキウイにはコラーゲン合成を促進したり免疫力を高めるビタミンCが多く含まれている。ビタミンCには抗酸化作用もあるが運動で消耗したり尿としても出て行くため食事の都度摂るようにする。目安はオレンジ1/2とキウイ1個である。
亜鉛等のミネラル(肉、米、カキなどの貝類、タコ)も重要である。亜鉛とタンパク質が不足すると皮膚組織の新陳代謝や発育が悪くなって治りが悪くなる。偏食がなければ不足することはないのでサプリメントではなく普段の食事で摂るようにする。

炎症を抑えるのは青魚に含まれる脂肪酸EPAである。緑黄色野菜、オレンジ、カボチャ、ナッツ類は抗酸化作用があり免疫力を高める。

参考:河村美樹著 家庭でできる勝つためのスポーツ「食」