2012年6月24日日曜日

減量の話

最近減量を行っていますが、なかなか減りません。
理由の1つにジョギングなどするとついお腹が減って、かえって飲み食いをしてしまうと言うことがあります。実際最近のwebの記事でも運動は減量に効果がないなどというものもありました。
運動してお腹がすいて気持ちよくご飯を食べると言うことは、非常に健康的な生活だと思いますが、減量となると運動後でも腹が減らない方が助かります。

2011年10月号の臨床スポーツ医学の記事「減量、減量維持と運動強度」によると、
等エネルギーで、強度の異なる2種類の運動を行った後の相対的なエネルギー摂取量(=運動後の摂取エネルギー量-運動のnetのエネルギー消費量)は、高強度の運動の方が小さくなる。すなわち、高強度の運動は摂食量を抑制する可能性があるそうです。

この理由として胃から分泌され食欲増進、摂食充進に作用するグレリンの作用をあげています。グレリン (ghrelin) は、胃から産生されるペプチドホルモンで下垂体に働き成長ホルモン (GH) 分泌を促進し、また視床下部に働いて食欲を増進させる働きを持つそうです。
グレリンは低強度(自転車エルゴメータ(50W)30分の運動で増加するが、高強度(100W)では安静対照と差がなく、また、50Wで運動時間を伸ばすとグレリンと摂食量は増加傾向を示し、運動時間が120分では安静時に比べて摂食量が有意に増加したとのことです。
つまり軽めでダラダラとした運動はグレリンの分泌を促し食欲を増進させる可能性があるということになります。

食欲の抑制に関連するものとして遠位回腸~結腸から分泌されるペプチド YYがあります。ネットで調べたところペプチドYYを正常体重の被験者に投与すると、食欲が低下し、摂食量が減少するという効果があるそうです。

臨床スポーツ医学の記事によると運動強度が上がるにつれペプチドYYの分泌量が増加するそうです。高校の部活などで疲れすぎて、食欲が無いという経験が自分にもありますが、ひょっとすると関連があるのかもしれません。

自分もついテレビをみたりとか本を読みながらダラダラとしたトレーニングをやりがちです。
無理のない範囲で運動強度を上げ、夏には人前で裸(海パン着用)になれるよう頑張りたいと思います。
(ちなみにスレンダーレボリューションは3回ぐらいでやめました)

4 件のコメント:

okadaman さんのコメント...

勉強会の欠席が続き申し訳ありません。
グレリン、ペプチドYY。いつも勉強になります。
以前、運動直後の糖分は筋の修復に使われるので、積極的に採る方が良いと読んだことがあります。運動量にもよると思いますが、自分は運動直後にポカリ500ml(135kcal)を一気飲みします。カロリーオフのスポーツドリンクなんかは無意味だと信じ・・・・。
運動は減量に効果がない、というのはショックですね。

亀仙人 さんのコメント...

減量するならカロリーオフのを飲むべきだろうし、筋肥大目的ならカロリーもしっかりととらないといけないし、なかなか両者並び立たないところがありますね。
ただ痩せているだけの人に、細マッチョとか言われると「腕相撲で勝負だ」と言いたくなる。

うめしゅう さんのコメント...

本気でやろうと思っているのなら、昼食を抜いて代わりにプロテインを飲む。夜9時以降は食べない。仕事が遅く終わろうともあわてて9時までに食べ終わる。食事の最初にサラダを食べる。このような生活をして私は1ヶ月で3Kg減量。体脂肪は12%になりました。運動だけでやせることなどは不可能。まだ夏に間に合います。がんばりましょう。

亀仙人 さんのコメント...

この間アスファルトを走ったら、膝が痛かった。プロテインはあんまり飲む気がしない。体脂肪10%代を目指してがんばってみるよ。