2014年12月3日水曜日

漢方で手のしびれ

弟の嫁がめまいで漢方薬(柴苓湯)を処方されたところ、正中神経領域の手の痺れを訴えました。症状的に手根管にチネル様徴候があり手根管が疑われたのですが、結果的には漢方薬の服薬をやめたところ症状が改善しました。
ネットで調べたところ甘草に偽アルドステロン症を引き起こす可能性があり、これが手足のしびれを引き起こすとのことです。

偽アルドステロン症
アルドステロンは副腎から分泌され、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促し血圧を上昇させる。
このホルモンが過剰に分泌されると、高血圧、むくみ、カリウム喪失などを起こしこれがアルドステロン症である。
「偽アルドステロン症」は、血中のアルドステロンが増えていないのに、アルドステロン症の症状を示す病態であり、甘草などの服薬の結果生じることがある。

主な症状として、 「手足の力が抜けたり弱くなったりする」、「血圧が上がる」などがありこれに次いで、筋肉痛、体のだるさ、手足のしびれ、こむら返り、麻痺、頭痛、顔や手足のむくみ、のどの渇き、食欲の低下、動悸、気分の悪さ、吐き気、嘔吐などを示す。服薬状況の確認はやはり大事ですね。

症状からすると接骨院を受診する可能性もあり頭の隅にいれておくといいかもしれません。