弟の嫁がめまいで漢方薬(柴苓湯)を処方されたところ、正中神経領域の手の痺れを訴えました。症状的に手根管にチネル様徴候があり手根管が疑われたのですが、結果的には漢方薬の服薬をやめたところ症状が改善しました。
ネットで調べたところ甘草に偽アルドステロン症を引き起こす可能性があり、これが手足のしびれを引き起こすとのことです。
偽アルドステロン症
アルドステロンは副腎から分泌され、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促し血圧を上昇させる。
このホルモンが過剰に分泌されると、高血圧、むくみ、カリウム喪失などを起こしこれがアルドステロン症である。
「偽アルドステロン症」は、血中のアルドステロンが増えていないのに、アルドステロン症の症状を示す病態であり、甘草などの服薬の結果生じることがある。
主な症状として、 「手足の力が抜けたり弱くなったりする」、「血圧が上がる」などがありこれに次いで、筋肉痛、体のだるさ、手足のしびれ、こむら返り、麻痺、頭痛、顔や手足のむくみ、のどの渇き、食欲の低下、動悸、気分の悪さ、吐き気、嘔吐などを示す。服薬状況の確認はやはり大事ですね。
症状からすると接骨院を受診する可能性もあり頭の隅にいれておくといいかもしれません。
2014年8月18日月曜日
骨格筋の細胞分裂を抑える因子
気になる記事がありましたので転載します。
引用元
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15011_V10C14A8CR0000/
引用元
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG15011_V10C14A8CR0000/
幹細胞移植で骨格筋再生 京大、筋ジス治療に期待
徐々に筋肉が衰える筋ジストロフィーを発症したマウスに、マイクロRNAという微小な物質を加えた筋肉の幹細胞を移植すると、腕や足を動かす「骨格筋」が再生することを京都大のチームが突き止め、14日付の英科学誌電子版に発表した。
メンバーは京大の瀬原淳子教授(発生生物学)や京都府立医科大の佐藤貴彦助教ら。瀬原教授は「今後、人でも再生できるのか調べたい。人工多能性幹細胞(iPS細胞)から幹細胞を作れば、筋ジスの治療や予防に役立つ可能性がある」と話した。
骨格筋にはもともと高い再生能力があり、激しい運動で損傷したり病気で萎縮したりしても、骨格筋内にある幹細胞が分裂して修復する。
ただ幹細胞を人工的に培養すると、分裂やほかの細胞への変化を繰り返し、修復能力を失うという問題があった。このため修復能力を保つ詳しい仕組みを調べたところ、細胞の分裂に関わる遺伝子の働きを抑える2種類のマイクロRNAが関与していることを発見した。
試験管で人工培養する際にも、このマイクロRNAを加えれば、修復能力を維持できることを突き止めた。
骨格筋にはもともと高い再生能力があり、激しい運動で損傷したり病気で萎縮したりしても、骨格筋内にある幹細胞が分裂して修復する。
ただ幹細胞を人工的に培養すると、分裂やほかの細胞への変化を繰り返し、修復能力を失うという問題があった。このため修復能力を保つ詳しい仕組みを調べたところ、細胞の分裂に関わる遺伝子の働きを抑える2種類のマイクロRNAが関与していることを発見した。
試験管で人工培養する際にも、このマイクロRNAを加えれば、修復能力を維持できることを突き止めた。
2014年7月7日月曜日
2014年6月6日金曜日
文献拾い読み(橈骨遠位端骨折)
成長期の小児と閉経後から前期高齢者で発生頻度が高い。
若年者の年齢別発生頻度は男12~13歳、女10~11歳である。これは成長のピークと一致するため骨強度が成長に追いつかず骨脆弱化が生じて骨折発生のリスクが高まる。
またこの年齢では男児の方が発生率が高い。
閉経後女性では50歳代から発生率が上昇し60~70歳代で高値となる。75歳以後には発生率上昇はみられない。これは80歳以上で発生率が急激に上昇する大腿骨近位部骨折や上腕骨近位端骨折とは対照的である。(橈骨遠位端部の海綿骨が占める割合は上腕骨近位や大腿骨頸部と近似している)
この理由として75歳以上の高齢者では転倒時に防護的に手をつくことが困難となる事が挙げられる。
この年齢層では成長期とは異なり男性での発生率はきわめて低い。
橈骨遠位端骨折は96%が転倒して発生し後方への転倒が原因となることが多い。また2/3が屋外で受傷していて歩行能力が高く、屋外での活動が可能な症例が橈骨遠位端骨折の大半を占めている。
受傷側は全年齢左側に多い。大腿骨近位部も左が多いが理由は不明である。
危険因子として骨密度減少、転倒、飲酒、身体活動性が高いこと、歩行速度が速いこと、視力低下、歩行頻度が多いことなどがある。
前腕骨骨折の既往があると前腕3.3倍、椎体1.7倍、大腿骨近位1.9倍に骨折リスクを上昇させる。
臨床試験で橈骨遠位端骨折の抑制効果が明らかになっているのはエルデカルシトール(エディロールなど)、デノスマブ(プラリア皮下注)、アレンドロネート(フォサマック、ボナロン等)である。臨床試験の結果アルファカルシドール(ワンアルファ、アルファロール等)群では前腕骨骨折発生率が3.6%にたいしてエルデカルシトール群では1.1%と、71%の相対リスク低減がみられる。
ビタミンDは転倒リスクを低下させる効果が知られているためエルデカルシトールは骨強度改善と同時に転倒を抑制する可能性がある。
転倒が主たる原因のため特に冬期凍った時に外出しないよう指導することが重要である。
整・災外57:121-128、2014より
若年者の年齢別発生頻度は男12~13歳、女10~11歳である。これは成長のピークと一致するため骨強度が成長に追いつかず骨脆弱化が生じて骨折発生のリスクが高まる。
またこの年齢では男児の方が発生率が高い。
閉経後女性では50歳代から発生率が上昇し60~70歳代で高値となる。75歳以後には発生率上昇はみられない。これは80歳以上で発生率が急激に上昇する大腿骨近位部骨折や上腕骨近位端骨折とは対照的である。(橈骨遠位端部の海綿骨が占める割合は上腕骨近位や大腿骨頸部と近似している)
この理由として75歳以上の高齢者では転倒時に防護的に手をつくことが困難となる事が挙げられる。
この年齢層では成長期とは異なり男性での発生率はきわめて低い。
橈骨遠位端骨折は96%が転倒して発生し後方への転倒が原因となることが多い。また2/3が屋外で受傷していて歩行能力が高く、屋外での活動が可能な症例が橈骨遠位端骨折の大半を占めている。
受傷側は全年齢左側に多い。大腿骨近位部も左が多いが理由は不明である。
危険因子として骨密度減少、転倒、飲酒、身体活動性が高いこと、歩行速度が速いこと、視力低下、歩行頻度が多いことなどがある。
前腕骨骨折の既往があると前腕3.3倍、椎体1.7倍、大腿骨近位1.9倍に骨折リスクを上昇させる。
臨床試験で橈骨遠位端骨折の抑制効果が明らかになっているのはエルデカルシトール(エディロールなど)、デノスマブ(プラリア皮下注)、アレンドロネート(フォサマック、ボナロン等)である。臨床試験の結果アルファカルシドール(ワンアルファ、アルファロール等)群では前腕骨骨折発生率が3.6%にたいしてエルデカルシトール群では1.1%と、71%の相対リスク低減がみられる。
ビタミンDは転倒リスクを低下させる効果が知られているためエルデカルシトールは骨強度改善と同時に転倒を抑制する可能性がある。
転倒が主たる原因のため特に冬期凍った時に外出しないよう指導することが重要である。
整・災外57:121-128、2014より
2014年5月14日水曜日
ポリフェノールに効果無し
フレンチパラドックスといってフランス人が相対的に喫煙率が高く、 飽和脂肪酸が豊富に含まれる食事を摂取しているにもかかわらず、冠状動脈性心臓病 に罹患することが比較的低いことから赤ワインの効果がうたわれていましたが、最近の研究によると、赤ワインに豊富に含まれている抗酸化物質の「レスベラトロール」に人を長生きさせる効果は見受けられなかったとのことです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000019-jij_afp-int
また別の記事ですが特定の果物や野菜によるガンの発生リスク低減を証明する証拠は見つからないそうです。
http://gigazine.net/news/20140512-foods-cannot-prevent-cancer/
肥満の管理やアルコール摂取量の制限が長寿に関連することは確実とのことですので、長生きのためには食事量の管理が重要と思われます。また飢餓状態がサーチュイン遺伝子を活性化するのは、今でも正解だと思うので、腹7~8分というのがワインをがぶ飲みしてポリフェノールに期待するより効果的でしょう。
また体温と寿命の関連性も指摘されています。一般に低体温の人は長生きとのことで、マウスなどの実験動物でも低体温のものの方が長寿命のようです。日本人は欧米人に比べると0.5°くらい体温が低いとのことで、これが日本人の長寿命の一因の一つのようです。
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/aging/column/20090123.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000019-jij_afp-int
また別の記事ですが特定の果物や野菜によるガンの発生リスク低減を証明する証拠は見つからないそうです。
http://gigazine.net/news/20140512-foods-cannot-prevent-cancer/
肥満の管理やアルコール摂取量の制限が長寿に関連することは確実とのことですので、長生きのためには食事量の管理が重要と思われます。また飢餓状態がサーチュイン遺伝子を活性化するのは、今でも正解だと思うので、腹7~8分というのがワインをがぶ飲みしてポリフェノールに期待するより効果的でしょう。
また体温と寿命の関連性も指摘されています。一般に低体温の人は長生きとのことで、マウスなどの実験動物でも低体温のものの方が長寿命のようです。日本人は欧米人に比べると0.5°くらい体温が低いとのことで、これが日本人の長寿命の一因の一つのようです。
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/aging/column/20090123.html
2014年4月14日月曜日
ペーパーバック法
過呼吸症候群の処置「ペーパーバッグ法」今はNG 息を吐くことに意識を向けて
気になる記事がありましたので転載します。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140414-00000008-ykf-soci
気になる記事がありましたので転載します。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140414-00000008-ykf-soci
2014年4月10日木曜日
2014年4月9日水曜日
ケガの治りやすい食事
骨折の場合
カルシウムの吸収しやすい乳製品を摂る。
さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンD(サケなどの魚類、椎茸)、骨を強くするビタミンK(納豆、ブロッコリー)が豊富な食材をプラスする。
インスタント食品はリンを含みカルシウムの吸収が阻害されるため避ける。
肉離れ、捻挫の場合
柑橘系の果物やキウイにはコラーゲン合成を促進したり免疫力を高めるビタミンCが多く含まれている。ビタミンCには抗酸化作用もあるが運動で消耗したり尿としても出て行くため食事の都度摂るようにする。目安はオレンジ1/2とキウイ1個である。
亜鉛等のミネラル(肉、米、カキなどの貝類、タコ)も重要である。亜鉛とタンパク質が不足すると皮膚組織の新陳代謝や発育が悪くなって治りが悪くなる。偏食がなければ不足することはないのでサプリメントではなく普段の食事で摂るようにする。
炎症を抑えるのは青魚に含まれる脂肪酸EPAである。緑黄色野菜、オレンジ、カボチャ、ナッツ類は抗酸化作用があり免疫力を高める。
参考:河村美樹著 家庭でできる勝つためのスポーツ「食」
カルシウムの吸収しやすい乳製品を摂る。
さらにカルシウムの吸収を助けるビタミンD(サケなどの魚類、椎茸)、骨を強くするビタミンK(納豆、ブロッコリー)が豊富な食材をプラスする。
インスタント食品はリンを含みカルシウムの吸収が阻害されるため避ける。
肉離れ、捻挫の場合
柑橘系の果物やキウイにはコラーゲン合成を促進したり免疫力を高めるビタミンCが多く含まれている。ビタミンCには抗酸化作用もあるが運動で消耗したり尿としても出て行くため食事の都度摂るようにする。目安はオレンジ1/2とキウイ1個である。
亜鉛等のミネラル(肉、米、カキなどの貝類、タコ)も重要である。亜鉛とタンパク質が不足すると皮膚組織の新陳代謝や発育が悪くなって治りが悪くなる。偏食がなければ不足することはないのでサプリメントではなく普段の食事で摂るようにする。
炎症を抑えるのは青魚に含まれる脂肪酸EPAである。緑黄色野菜、オレンジ、カボチャ、ナッツ類は抗酸化作用があり免疫力を高める。
参考:河村美樹著 家庭でできる勝つためのスポーツ「食」
2014年4月4日金曜日
最後の夜
2月13日
仕事を手伝ってもらった若い衆の慰労を兼ねて、住吉のチャオチャオ餃子を食べる。
ここの餃子はほんとに美味しいと思います。生ビールを2杯ほど飲む。
その後、ナレーションの永井一郎さんが亡くなられたこともあり大須のガンダムバーのジークジオンにてウィスキーなど3~4杯飲む。マスターと大須演芸場の将来について語り合う。
飲み足りずまた住吉に戻り、いつも行っているジャズバーへ。「また先生が来た」と言われる。なんのこっちゃと思ったが、ぎゅうぎゅう詰めの店内で左隣は外科医、右隣は歯科医の先生で文字通り肩身の狭い思いをする。バーボンなど飲むが、隣の外科医が高いワインを開け、ご馳走になる。軽めのワインだったが美味しいワインでした。
小腹がすいたので歩いて柳橋の丸八寿司に行く。瓶ビールを飲もうと思ったがさすがに入らなかった。
その後自宅に戻り物音を立てないようすり足で寝床であるコタツへ。
それ以後酒を一滴も飲んでいない。
仕事を手伝ってもらった若い衆の慰労を兼ねて、住吉のチャオチャオ餃子を食べる。
ここの餃子はほんとに美味しいと思います。生ビールを2杯ほど飲む。
その後、ナレーションの永井一郎さんが亡くなられたこともあり大須のガンダムバーのジークジオンにてウィスキーなど3~4杯飲む。マスターと大須演芸場の将来について語り合う。
飲み足りずまた住吉に戻り、いつも行っているジャズバーへ。「また先生が来た」と言われる。なんのこっちゃと思ったが、ぎゅうぎゅう詰めの店内で左隣は外科医、右隣は歯科医の先生で文字通り肩身の狭い思いをする。バーボンなど飲むが、隣の外科医が高いワインを開け、ご馳走になる。軽めのワインだったが美味しいワインでした。
小腹がすいたので歩いて柳橋の丸八寿司に行く。瓶ビールを飲もうと思ったがさすがに入らなかった。
その後自宅に戻り物音を立てないようすり足で寝床であるコタツへ。
それ以後酒を一滴も飲んでいない。
2014年3月17日月曜日
2014年3月13日木曜日
2014年2月18日火曜日
2014年1月1日水曜日
明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございます。
今日の名古屋は穏やかで本当に良い正月となりました。
本年もご指導賜りますよう、お願い申し上げます。
今年は新しくカメラを買ったので、
いい写真をアップできるよう頑張ります。
とりあえず日本のマチュピチュ(兵庫竹田城)の、
雲海でも撮ってくるかな。
ちなみに写真はうちの隣の神社です。
例年以上のすごい人手で、
あまりの行列にいったん家に帰りました。
不思議な程寒くありませんでした。
今日の名古屋は穏やかで本当に良い正月となりました。
本年もご指導賜りますよう、お願い申し上げます。
今年は新しくカメラを買ったので、
いい写真をアップできるよう頑張ります。
とりあえず日本のマチュピチュ(兵庫竹田城)の、
雲海でも撮ってくるかな。
ちなみに写真はうちの隣の神社です。
例年以上のすごい人手で、
あまりの行列にいったん家に帰りました。
不思議な程寒くありませんでした。
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