2008年8月28日木曜日

扁平足のあるオスグッド病の患者さんについて

冨田先生からコメント欄に投稿がありましたので本欄に載せます。

冨田 さんは書きました...
脳波マウスそそりますね・・でも、ちょっと高いかな。 ところで、全然話題が変わるのですが3日程前に来院した中学2年生の男子が左膝にオスグッド様の痛みを訴え来院しました。今までの経験上オスグッドといえば、およそ体がめちゃくちゃ硬くHBDが何十cmみたいなタイプが圧倒的に多く・・・ていうかそういう子しか診たことがありませんでした。ところが、彼はHBDも痛みがやや増大するも0cm、全身的な体の硬さもありません。そこで今日フットプリントを採取してみたら、べったり扁平足でした。そこでもう一度圧痛場所を細かくとってみたら、脛骨粗面でも内側に強い圧痛がありました。 服部整形外科の人が以前学会で発表していたことをふと思い出し、ソルボをあてた状態とあてていない状態でそれぞれ屈伸運動させると装用している時に痛みが減少しました。長期的な報告もしたいと思いますが・・・ 脛骨の外旋と外反モーメントがかかるから内側に痛みが出るのかな??と考えひとまず経過をみたいと思います。こんなケースを経験された先生があればアドバイスをいただければと思います。

2008年8月6日水曜日

脳波マウス

うちで働いている子が教えてくれました。
脳波マウスです。価格は2万5千円です。
主な用途としてはゲームとのことですが、一度試してみたいですね。
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20080802/etc_brain.html

今月のJET会は中止となります。
9月に生駒先生、飯田先生にお願いする予定となっております。

2008年8月5日火曜日

生涯教育セミナー

先日はお疲れ様でした。特に早瀬先生は司会の大役でした。保苅先生もあれだけの会ですので準備がほんとに大変だったと思います。
講演も2題とも非常に参考になりました。特に学生のトランスファーの発表には冨田先生、飯田先生の助力があったとのことです。技というなかなか評価しにくいものを扱う中で、頭に浮かんだ疑問にもれなく答えてくれるような痒いところに手が届く発表でした。
横浜の先生のご講演も大変参考になりました。僕はあまり普段の評価で使用しなかったバレー徴候というものが頻回に出てきましたので、整形外科理学診断ガイドより転載いたします。

Barre sign
軽微な錐体路障害を検出するための検査法。
1.上肢のバレー徴候:立位。患者に手掌を上に向けて両上肢を前方に挙上させ、閉眼させて、その肢位を保つように命じる。麻痺側の上肢は回内し、次第に落下してくる。
2.手のバレー徴候:両手を広げて触れない程度に近づけて、手指を力一杯開かせると、錐体路障害のある手指は健側ほど開かない。
3.下肢のバレー徴候:腹臥位。患者に両下肢の膝関節を45゜屈曲位で保持するように命じる。
麻痺側の下肢は自然に落下する。
これらの徴候が錐体路障害に特異的であるかどうかに関しては、必ずしも確定してはいない。錐体路障害によらず、舞踏病、アテトージスやジストニアなどの筋トーヌス異常においても、これらの徴候が出現する。患側の筋力低下に、拮抗筋群間のトーヌスの不均衡が加わって生じると説明されている。例えば、上肢の回内筋のトーヌスが回外筋よりも強くなり、また屈曲筋が伸展筋よりもトーヌスが強くなるために患側上肢は回内位で落下する。

2008年8月1日金曜日

サプリメントについて

効くのか効かないのかよくわからないものに、コラーゲンサプリがあります。石井直方著、「究極のトレーニング」に少し興味深い話が出てきましたので紹介いたします。
現役ビルダーの意見によるとコラーゲンや、グルコサミン、コンドロイチンなどのサプリを摂取すると、特に減量期の関節の痛みや障害の予防に効果があるような気がするとのことです。またⅡ型コラーゲン食によってリウマチが改善されるという報告もあるそうです。体には腸管免疫寛容(経口トレランス)という仕組みがあり通常の栄養物として腸から摂取した物質に対しては抗体が生成されないようになっており、栄養物として経口的に摂取することによりⅡ型コラーゲンに対する免疫作用が弱まりリウマチが改善するのではと考えられているそうです。運動やトレーニングによる関節の痛みも組織の損傷が免疫系を刺激し、過剰な炎症反応を起こすことが一因と考えられ、過剰な炎症反応を抑制すること、壊れた結合組織の再構成のための材料を提供することの2点でコラーゲンサプリメントは効果があると想像されるとしています。