2011年8月28日日曜日

慧可断臂図


またコメントしにくいネタで申し訳ない。最近国宝について調べ物をした際、ついでに愛知県の国宝について少し見てみました。

文化庁のホームページで見ると全国宝1,082件のうち、愛知県の国宝は9件です。やっぱり京都、東京、奈良が圧倒的に多いです。
国宝が一件もない県がちらほらある中、滋賀は55件と大阪に次いで5位と健闘しています。

そんな中で雪舟作 慧可断臂図(えかだんぴず)が、常滑の斎年寺にあると言うことを初めて知りました。
この教科書にも載るような水墨画は、禅の開祖達磨が壁に向かって座禅中、恵可という僧が弟子入りを願い出たが許されず、自ら左腕をアンプタして差し出し決意の程を示したところ、ようやく入門を許されたという場面を書いています。
慧可は達磨の仏法を受け継ぎ第二祖となり、その後の禅の隆盛につながっていきます。

この絵は室町時代雪舟77歳の時の作品で、禅などの本を読むとかならず出てきます。そんな歴史的名画が愛知にあるとは灯台もと暗しと思い、早速今日ドライブがてら見に行こうとしました。
しかしネットで調べたところ、モノホンは京都国立博物館に寄託しており、斎年寺にはコピーしかないとのこと。その京都国立博物館でも常設されているわけではないようです。少し残念でした。


齊藤先生に杉浦先生が弟子入りする際もドラマがあったと聞いていますが、最近こういう熱意を持って弟子入りすると言うことがあるだろうか?

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